自家用車の燃費試験が各社自主的に行われ、提出された書類だけで
国土交通省がその結果を「正しい数値」と黙認したという事実が
判明しました。大学入試のセンター試験で、自己採点の結果を大学に
提出して合否が決まる・・・というのと同じ状況であった、ということ
です。
薬剤の認可もみな同じ。国は何をやっているのでしょう?ではなく、
国は何もやっていない。あるいは国会議員の口利きの「シノギ」の場を
提供するための事業としての認可行政と言えます。
「『国の検査基準が杜撰』とか言われていますよ」
「それは違う。杜撰も何も、何もしていないんだから批判される筋合い
なんかない」
「どうしましょう。こっちで検査する羽目になるんじゃないでしょうか?
費用もかかるし」
「ガチで検査したらあちこっちの国会議員から『何とかしろ』とか
電話がかかってきてうるさいし」
「とにかくこちらに責任が及ばないような、省令を作るのがいいんじゃ
ないですか?」
「そうだな。いっそ省令は漢文にして意味がよくわからんないように
どうにでも取れるように・・・」
「字体も草書体でカナも『定家』にしましょう」
「いいねぇ、格式が高くて」