何事もお金の世。江戸の昔、
会津にとんでもないどけちでさもしいお殿様がいたようで、
「私欲日々に長じ、・・・」と後世に詳述されています。
とにかくセコイお殿様で病気のようにお金を貯め込んだようで、
「財を貪り民を虐げ、好んで一歩金を玩弄す。人呼んで一歩殿と
いふ。」とも評されていたようです。このお殿様のお陰で会津藩で
騒動が起こり、駆け込み寺の鎌倉「東慶寺」が社会に広く認知される
ようになったとか。
「日本永代倉」という滑稽本で江戸時代のドケチがある意味美しく
描かれていますが、そのケチが為政者、権力者となるとこれは社会の
悲劇、歴史の汚点です。
それにしても次の東京都知事は?というととにかく人材不足。
前もダメ、次はもっとガッカリ、こうなったら次はもっとすごい
俗物になってもらったらどうでしょう?もうやけくそです。
まじめに考えると、番組を降板させられた岸井成格さんや、
そのあたりの人という意味で鳥越俊太郎さん(一度ラジオの番組に
呼んでいただきました)、公正さからすると女性で、
前の厚生労働事務次官の村木厚子さん・・・。
とにかくファッショ政権に対抗できる人がいいですね。
まあ無理でしょう、次は小利口(こりこう)役人なんでしょうね。