2018年から小学校で道徳の授業が始まるそうです。
授業には、あの「検定教科書」という、反道徳的な制度で作られた
教材が使われるそうです。
生徒に道徳を考えさせるような教科書にするということですから、
最初の教材には教科書検定の実態が道徳的か否か、というテーマで
生徒に考えさせて欲しいものです。
教科書の内容は例えばこんな感じ・・・
この道徳の教科書も他の教科の教科書も県の教育委員会の
エライ人が出版社からお金をもらって採用し、みんなの目の前に
置かれています。これは道徳的でしょうか?
みなさんは次の花子さん達の意見どれに賛成ですか?
でも最後の結論には絶対賛成して下さいね。
花子さん:教育長さんへ渡ったお金は10万円程度らしいから
政治家の相場に比べたら100分の1以下。こんな金額じゃあ
儀礼の範囲内なのだから大目に見てあげればいいんじゃない?
よし男君:そうだよね。教育長ってどんなエライ人かって
思ったらたったの10万円で「ころぶ」って思われているんじゃ
なんだかとてもかわいそう。それに全員が全部の出版社から
もらったんだからお役人様の世界ではこれは「道徳的な取引」
って理解すべきなのかな。
みどりさん:でも各社同額じゃないんでしょ。だったら
採用された出版社との「請諾の事実あり」で立件できちゃうわね。
ただし君:この地域だけじゃなくて全国で先生達が出版社から
お金をもらっているわけだから全員贈収賄で逮捕しちゃうと
センセイがいなくなっちゃう。大量の逮捕者を出すと社会的影響が
大きすぎるから大分の事件と同じようによっぽど目立ったのは
除いて不問にされていいんじゃない?それが「大人の道徳」って
もんだよ。
全員:道徳って結局『エライ人の悪事には見て見ぬふりをすること
で社会は万事うまく収まる』ってことなんだね!
どこまでも深い深ーい「道徳」の授業が展開されそうです。