BBC制作の「海賊じいさんの贈り物」を観ました。
なかなかの名画です。
言い争いばかりの夫婦二組が父親の誕生日に顔を合わせ、やはり
言い争いばかり。
そんな状況で子供達は大事件に遭遇し、とった行動とは・・・?
北海道で子供を置き去りにしたお父さんの話が未だに報道されて
いますが、この映画の内容は考えさせられます。
後先のことを考えずに、「ネタになるから」と群がるメディアの
ばかばかしさ。
「家庭は崩壊しているのではないですか?」
心ない記者どもから発せられる質問にはたと気がつく主人公、
ロザムンド・パイルは言い放ちます。
「あなたたちはそういうことにしたいんでしょ。そうですよ。
うちの家庭は崩壊しています。どこにでもある家庭と同じく。
おバカな夫と、すぐに感情的になる妻、平均的に崩壊している家庭
です。失敗や過ちばかりです。そしてそれでも世界で一番愛している
三人の子供達を一生懸命育てている平凡な家庭です」
これぞこの事件で社会が学ばなければならないことだと思いました。